こちらで紹介させていただくのを忘れていましたが、
夏休みに入ってすぐの頃、
知的障害者を普通高校へ北河内連絡会での
『障害のある子どもの高校進学を考える学習会』がありました。
前半は、総会。
その後に、大阪府教育庁の方からの自立支援コースや共生推進教室について等の説明。
後半は、実際に高校受験し、3年間の高校生活を無事に終えられ、
この春卒業生となった保護者の方のお話でした。
実は、そのママさんは、息子さんが中学三年生になる頃、
高校は支援学校しかないのだろうか〜?とモヤモヤされていたそうで、
たまたまネットで検索していたら、このブログにたどり着いたそうです。
この記事かな?⇒障害のある子の高校受験について
そして、重度の知的障害があるちぃが高校受験し、
さらに留年することなく進級していることに驚かれ、
知的障害があっても高校受験できるのだと知ったそうです。
その年の学習会にも参加くださいました。
これだけネットやSNS等が盛んに利用されるようになっても、
まだまだ全ての人へ情報が行き届いていなくて、
こうして、ここに記していたことがお役に立てたのならよかったと思いつつ、
すっかりサボっていたことを猛省していました(^_^;)
まだまだ、あとから知ることとなった方がおられたら…?と思うと、
やはり悲しいなぁ〜と思いますし、
学習会のお知らせしなくて、ごめんなさい。
また、自分の子どもが高校受験できるなんて思わない〜
という意識を持ってしまっていたら、
情報に出会っても、見過ごしてしまうことも多々あるようです。
同じく中学の先生方の中にも、
高校受験できるのは、軽度といわれる障害のある生徒だけの話でしょ?
と思い込まれている方もいて、
重度といわれる生徒や、その親には、支援学校しか勧めない場合もあるようです。
どんなに障害が重いといわれても、もちろん自由に生きる権利があります。
可能性は、どの生徒にもあるんです。
もし一部の生徒へだけ、それが障害があるという理由だけで、
その可能性を閉ざされてしまうとしたら、
それこそが、社会が(行政が?)作っている壁なのですよね。
さて、
その息子さんの高校生活は、
周りのお友だちとの関係は、まずまずだったものの、
先生方は知的障害のある生徒の受け入れが、ほぼ初めてだったようで、
先生達の理解を得るのに時間がかかり、
進級することも大変で、
なかなかしんどい思いをされていました。
進級の為に、親子で勉強や課題も頑張って取り組んでおられました。
でも、そこから高校がググーンと変わっていきます。
これは、その息子さんの学校に限らず、
これまでに聞く他のの学校の様子も共通していて、
保護者も何度も話しをし、
そして、本人自身も、先生方を変えていくようです。
共に過ごすことって、本当に大事ですね。
きっと今も、進路のことで悩んでられる方がおられると思いますが、
大阪在住の方は、誰でも高校生になれると思います。
そして、大阪ではない方、
最近は、隣の京都在住の方はもちろん、
熊本や愛知の方が学習会に来られたりもしています。
大阪はいいなー
そう思っておられる方がおられたら、
あきらめるよりもチャレンジしてみませんか?
大阪にいる仲間は、皆さんのことを応援しています。
北河内連絡会のみんなも、北摂で同じように学習会を実施しているみんなも、
協力できることがあれば、喜んで協力したいと思っています。
府教育庁の先生が説明に来てくださる学習会は年に一度だけですが、
毎月または、2ヶ月に一度ぐらいの頻度で定例会は行われています。
どなたでもお越しくださいねー。